Persona non grata (ペルソナ・ノン・グラータ)
御存じでしょうか。日本語で直訳するところの「好ましからざる人物」で、主に外交用語として使われ、自分も大学時代に公法・政治学を専攻していたこともあり、国際法でこの件について論ぜよ、と試験で出たのを思い出しました。
(そして成績がギリギリだったのもw専攻していた国際法の教授、落とすので有名で実際3回生になると1学年で大体800人台の法学部の学籍番号が一気に1000番台まで留年組が増えるという法学部の魔の必修科目として恐れられたwww)
と、昔話はそれ位にして本題へ。
日本の「Persona non grata(ペルソナ・ノン・グラータ )」が発令されたケースは限られていて、それも発令する前に国外に出国されてしまっているケースがほとんどで、日本ってなんてそういうの遅いんだろうなあ、と思っていたわけです。
今回の件に関してもやはり非人道的行為を繰り返す国の外交官に対し、毅然とした対応は必要では、と思っていたんですが、サハリン2の権益や今後の日本を取り巻く地政学リスクを増やしたくない日本外交のかじ取りの難しさで二の足を踏んでいた政府もやっと舵を切ったというところでしょうか。
日本の東洋のシンドラーと言われた外交官、杉原千畝さんも旧ソビエト連邦、およびナチスドイツより「Persona non grata 」を言い渡された外交官の一人であり、「正義」の判定の限界を世界情勢の変化により遂行できない状況で感じざるを得ない彼の心情はいかがなものだったのでしょう。。。
日本にとって戦後80年弱、、、
長い平和だったのか、それともやはり短い平和だったのか。。。
人間、規模の大小はあれど必ず「戦争」と言うものを体験する。。。
最近の俺の中での「名言」の一つ。
しかし、それは最近まで「コロナ」と言う未知の病原体との闘い、が自分の中での「戦争」の定義だったんですが、今までの地域紛争の数々もどこか遠い世界での出来事になっていたんだなあ、、、、と今回のウクライナ情勢の恐ろしさを日に日に重く感じるようになってきました。
最近本を読んでも年に数冊程度で、文庫本で満足していた自分も大学時代はそれなりに本は読んでいたよなあ。。。と久しぶりに真面目に社会情勢の本など読んでみようと思います。
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