ある方がつぶやいたSNSでの一言。。。
「保育園落ちた日本死ね」
まあ、衝撃的なお言葉で…
2016年の流行語にもなったこの過激なお言葉。現実の保護者の内なる声は腰の重い日本の政府を動かし、現在多くの保育園があちこちに設立されています。
それでもまだまだ足りない現状。そしてそれと並行して問題なのが保育士不足。
その大きな理由の一つに「お給料」の問題が。
うちはまだ恵まれている方ですが、他の法人の先生達と研修とかで話をすることがあるのですがそれはもうひどい。
うちの3分の2位しかないんとちゃう?と言う所もザラ。
本当うちはまだまだ恵まれているし文句は言えんなあ。。。(それでも世間様からはまだまだ(;゚Д゚))
そんな不人気業界に少しでも、と一応政府から出たものが「処遇改善加算」たる手当。確かにこのお陰でうちの場合約1割、一気に給料が上がりました。
処遇改善加算手当にはⅠとⅡがあり、Ⅰは保育に携わる職員(非常勤、パートや栄養士等)に総就労時間などを考慮の上手当されるもの。Ⅱは園長、主任を除いた保育の現業に従事する職員に対し月額5000円~40000万の手当が付与されるもの。
Ⅱに関しては
「職務分野別リーダー」…おおよそ3年以上。
保育実践、マネジメントを除く6分野
「専門リーダー」 …おおよそ7年以上。
職務分野別リーダーを発令された者で4分野以上研修
「副主任保育士」 …おおよそ7年以上。
専門リーダーを発令された者でマネジメント+3分野研修
と一定の研修を履修し、各種リーダーを拝命を受けることで上記の手当てが支給されるシステム。
ところがこのⅡの手当てをもらうための保育士等キャリアアップ研修たるものがとっても「曲者」なのです!
この研修なんですが、研修と言いつつも自己研修なため実費払い。
要は「お金をもらいたければ先に払うもの払えよな!」
その上「業務時間内で受けるなら自分で有休を使って受けろ!」と、、、
うちの法人はそんなことなくきちんと受けさせてくれましたが、多くの他法人はどこまで腐っているのか。先生方の悲鳴が研修の場で思いきりあちこちで。。。名前を挙げていいなら挙げてやろうか!と言う位ヤバい社会福祉法人の数々。
日本政府よ、これが現実なんだよ!
現場の声って本当届かないもんなんだよね。それでもみんなめげずに頑張っている先生方には本当頭が上がりません。お金も大切だけど何故保育士がまだこれだけ頑張れるのか?それはこの職業が「感情労働」だからこそ。
「感情労働」とはやりがい、うれしさや楽しさが仕事として直接つながる労働形態で、子ども達の成長や頑張る姿に一喜一憂出来ることはお金と同列で語れない「やりがい」が仕事のポテンシャルや意欲の向上に直接つながる訳で、これがあるから少々の低賃金やクレームにも耐えて頑張っているのが我々保育士達。
政府って本当我々に「士業」の名を授けておきつつ、現状を全く気にすることないですね。保育士不足問題の根本がどこにあるのか、と言うことを全くはき違えている政府に我々の真の声は届かないのかなあ。。。
と一通り文句言ったところで、とりあえずはキャリアアップ研修は受けておかないと現実は待ってくれない(笑)と言うことで、自分は「マネジメント」研修現在受講中。他の先生達も他の分野の研修受けているので、副主任保育士の地位まで行くには最短でもまだ4年は最低かかる様ですww
( ̄∇ ̄;)ハッハッハw
↑
ちょっとお堅い話だったのでホッと一息♪
オーストラリアのケアンズから来たお眠大好きコアラーw
先生のうどんこっそり食べちゃうよ♪
※玄海旅行記の方も今回がラスト。良かったらおいでくださいませ。
ETERNAL TREE~永遠の樹~↓